https://bmix.net/ 2024-04-27T18:21:05+0900 BMIX情報新着 BMIX CAT SYSTEM https://bmix.net/cat0006/page000199.html 2022-08-16T08:15:00+09:00 2022-08-16T08:15:00+09:00 イベント・展示会 ビルメンテナンスフェア バーチャル展示会のご案内 先日、こちらでも記事としてあげさせていただいたビルメンテナンスフェアTOKYO2022ですが、

9月30日金曜日までWEBページ上で体験できる『バーチャル展示会』がご覧いただけます。

現地の3Dビューを確認できるほか、画面上のアイコンをクリックすると詳細動画が流れ、フェアを疑似体験できる仕様となっております。

ご来場された方も新たな発見が得られるかもしれません。ご閲覧ください。

ビルメンテナンスフェアTOKYO リモート展示会場

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https://bmix.net/cat0006/page000198.html 2022-07-14T15:18:00+09:00 2022-07-14T15:18:00+09:00 イベント・展示会 ビルメンテナンスフェアTOKYO2022 取材レポート 7月14日木曜日、東京都立産業貿易センター浜松町館にて『ビルメンテナンスフェアTOKYO2022』が開催されました。

昨今のコロナ禍の影響による来場者数の減少はあまり感じられず、感染予防対策が講じられている中で活気ある賑わいを見せておりました。

今回の展示物で注目されるべきコンテンツは、「リモート化」「一部AI化による作業効率の向上」であったように筆者は感じました。

ロボット型清掃機をはじめ、個室トイレの在室時間や清掃状況、トイレットペーパーの消耗状況をスマートフォン等の携帯端末に転送する技術や、

ごみ箱にセンサーを設置し、収集状況をモニタリングできるシステムなど、様々な取り組みが試作されていました。

人件費のコスト増加に加えて安定した人員確保が困難になりつつある今だからこそ、身近になったスマートフォンや電子機器を用いた作業が

再注目されています。

 

清掃業務と切っても切れない関係になり始めた『感染症予防』。各社でも様々な商品が出展されていました。

参加者の中には熱心に出展品を拝見する姿もあり、感染症予防対策を含めた作業というものが新たなスタンダードになるかもしれません。

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https://bmix.net/cat0006/page000197.html 2022-07-11T16:54:00+09:00 2022-07-11T16:54:00+09:00 イベント・展示会 ビルメンテナンスフェアTOKYO2022 開催! 来る7月14日(木)7月15日(金)の二日間、東京都立産業貿易センターにて『ビルメンテナンスフェアTOKYO 2022』が開催されます。

新型コロナウイルス対策をはじめとした、ビルメンテナンス現場のための新製品や、新サービスを紹介、実演し、

商談機会を創出すると共に、様々なビルメンテナンスに関する最新情報を発信する場となっております。

本フェアは来場無料、事前登録等は行っておらず、どなたでも来場できます。

東京協会主催セミナー、出展者セミナーも予定しております。

新製品や各種セミナーに興味がある企業の皆様は是非お気軽にお越しください。

   日時:令和4年7月14日(木)10:00~17:00
            7月15日(金)10:00~16:00
   会場:東京都立産業貿易センター浜松町館

HP:https://www.bmfair2022.org/

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https://bmix.net/cat0006/page000196.html 2016-11-04T17:40:00+09:00 2016-11-04T17:40:00+09:00 イベント・展示会 クリーンEXPO2016/トイレ・バス・キッチン空間フェア2016 クリーンEXPO2016


主催:一般社団法人日本能率協会

    一般社団法人日本掃除能力検定協会
後援:東京商工会議所

トイレ・バス・キッチン空間フェア2016

主催:一般社団法人日本能率協会
後援:東京商工会議所

会期:2016年10月26日~28日
会場:東京ビックサイト


 建築とインテリアに関する総合展示会が開催されました。
 一般住宅向けの建材やインテリアを扱う『ジャパンホームショー』や、店舗向けの『店舗・施設展』など、カテゴリーごとに名称を分けられた複数の展示会の集まりなのですが、そのうち清掃・メンテナンス関連の展示会『クリーンEXPO』と『トイレ・バス・キッチン空間フェア』より、気になった製品についてお送りします。

『トイレ・バス・キッチン空間フェア』の会場で、特に目についたのが、以下に紹介する装置を用いた製品でした。
 今回、複数の企業により出展され、それぞれ趣の違った展示となっていたので、ご紹介します。
 製品情報の詳細や導入事例などは、見出しの企業名をクリックすることでリンクしていますので、そちらをご確認ください。

 基本的には、排水に含まれる排泄物やトイレットペーパーなどの固形物を、細かく砕いて流動させ易くすると同時に、圧送ポンプを用いて排水パイプで押し流すもので、この排水パイプが比較的細く、配置の自由度が高いことから、これまで建物の構造や排水槽との位置関係から設置し辛かった場所にも、簡単にトイレなどを設置できるようになります。

 とはいえ、いくら簡単に……とはいっても、水道管と、最終的に設置場所から排水パイプを出すための穴は必要となるのですが。しかし、装置に求められるパイプの太さから、必要な穴の大きさや建物に対する負担は、ちょうどエアコンを設置するのに近い感覚になるでしょう。
 
排水圧送破砕ポンプ 『SFAポンプシリーズ』
エス・エフ・エー株式会社

 透明カバーで装置内部が見える展示を実施しており、装置内で固形物を粉砕するブレードの動きや、ポンプが機能するタイミングなどを見ることができました。

 エス・エフ・エー株式会社様は『SFAポンプシリーズ』を取り扱っている会社です。
 今回はトイレでの展示でしたが、用途や廃水の流入量によって大小様々なSFAポンプがラインナップされており、キッチンの流し台から浴槽まで、あらゆる水周り製品で設置の可能性が広がります。

 たとえばビルの一角を借りてオフィス作るとして。
 テナント共用のものとは別に、オフィス内にトイレや給湯室、または業種によってはシャワー施設などを作りたい場合でも、これまではビル本来の排水設備との位置関係によって困難だったことが、排水を圧送することで解決できるかもしれません。

超節水トイレ&圧送ポンプ 『どこでもトイレ』

ダイワ化成株式会社

 節水型の便器に加えて、長ぁ~くカーブの多い排水管を展示することで、商品名どおりの“どこでも感”を演出した展示でした。

 圧送装置の能力によって、ある程度まで遠くへ、もしくは排水の入口より高い場所へと送水できることから、設置自由度が高いことが“どこでも”の所以となっています。

 フェリーなどへの導入事例もあるそうで、ダイワ化成様の企業サイトより確認することができます。また、こちらもトイレより規模の大きい雑排水用ポンプもラインナップされているようです。

水洗ポータブルトイレ『水洗まる』
粉砕圧送ポンプ『ドレア400N』
株式会社メイクリーン

 こちらは介護の現場を再現することで、最も具体的に、トイレ増設を求められる状況を表した展示でした。

 ベッドからトイレへの移動が困難になってしまった状況で、要介護者の寝所をトイレ近くへ移動できない場合でも、圧送ポンプを利用することで、トイレの方を室内に持ってくることができます。
 水洗トイレなので、溜め込み式の簡易トイレのように、臭いに悩まされることもありません。

 ところで、こちらの『水洗まる』ですが、素人考えで、貯水タンクの上から手洗い用の管が出ているタイプにすれば「その場で手も洗えるのではないか」と、お話を伺ってみたところ、トイレへの移動が困難な状況の方が「手を洗うために、前かがみに手を伸ばす状況こそが危険」なので、あえてタンク上の手洗いは設けていないそうです。

 粉砕圧送ポンプ『ドレア400N』を別途購入できるので、好みの便器と組み合わることが可能です。もちろん設置を求められる状況も介護現場に限ったことではありません。しかし、介護現場で利用するのであれば、組み合わせる便器は、介護現場のことを考えた製品であることが望ましいでしょう。


 展示では、設置状況が簡単に表現されており、便器そのものを置くスペースの他には、入り口となる水道水のホースと、排水用ホースが接続されています。

 とはいえ、実際には、部屋の足元に転倒の原因となりうるホースを横たわらせておくわけにはいかないので、ホースの出口までは、壁沿いか、いったん頭上へと迂回することになるでしょう。

ミズホの仮設トイレ
株式会社瑞穂

 続いて、こちらも必要な場所へトイレを設置できる点では同じですが、だいぶスケールが大きくなります。

 コンテナ式の仮設トイレです。
 車載して運送し易く、マンホールの上に設置することで素早く設置できるのが特徴なのですが、排泄物(固形か液体か)によって便器と排泄管のレイアウトを工夫することで、従来よりもひとつのマンホールに対する同時利用人数が増えているそうです。

 プラスチック外壁の簡易トイレとは違い、強固な壁に囲われているので、床がベコベコと不安定になることも、扉が歪んで開閉し難くなることも避けられますし、必要あれば、頑丈な手すりを設置することも可能です。

 左の写真は、車椅子などが利用できるバリアフリー対応のものですが、手前に設置されている黄色のスロープは、コンテナ左手にある収納庫に収めることができるそうです。
 下の写真は、その内部の様子です。このコンテナの反対側には、通常の洋式便器などが設置されていました。

 また、最近では工事現場で働く女性も増えて、よりプライバシーを保てる仮設トイレへの欲求が高まっていることもあり、壁や扉の作りがしっかりしていることが重要になっています。

  要するに“簡易に簡易ではないトイレを設置できる”ところが特徴なのですが、ひと昔前ならば、なんとなく「仮設にこんな立派な代物……」というように感じることもあったでしょうが、最近では、災害被災地での長引く避難所生活への対応や、多様化する利用者の要求に、このくらいの設備も、ちっとも大げさだとは感じなくなってしまいました。

 こういった設備を、区や町の単位で保持して、普段は地元のイベント会場などで活用し、ひとたび災害があれば近隣から被災地へと運び込む。そんな利用法が理想的なのでしょう。

 ちなみに、製品のラインナップは、すべて洋式だそうです。
 余談ですが。この展示会場に着く前に、駅のトイレを利用したのですが、オリンピックがどうこう、外国からの訪問者へのホスピタリティがどうこう言ってるわりに、いまだ結構な割合で和式便器があるってのは、なんなんでしょうね?
 

H-Pro Cleaning Tools
株式会社高砂

 工場での製品への異物混入を予防。特に清掃用品の欠片が混入してしまわないよう予防する、もしくは混入が発覚した場合に、原因現場を特定し易くするために工夫された、清掃用品のラインナップです。

 清掃用具からの破片混入といえば、まずはブラシからの毛抜けが考えられますが、まず、この用具の耐久性が高く、毛抜けし難い作りになっているのはもちろん。
 製品はホルダーからブラシ部分まで5色に色分けされているので、工場の製造工程ごとに使用する用具の色を定めておけば、万が一、用具破片の混入が発生した場合でも、素早く原因現場を絞り込めるでしょう。原因となった用具を特定して、破損や劣化が原因であれば、処分・交換することで、再発を防止になります。

 また、ブラシの毛断面が特殊な形状をしているので、その断面形状からも同社製品であることが特定できるようになっています。

 もうひとつ『金属検出器対応ブラシ HPMシリーズ』という製品もあり、こちらはブラシの毛が、製品への金属片混入防止のための金属検出器で探知できるように工夫されているものです。
 とはいえ、金属検出器の性能や感度設定によって、探知の可否には違いがあります。
 その点については、株式会社高砂様に問い合わせていただければ、テスト用のサンプル片を送っていただけるそうです。

消火器BOX照明『燈(ともしび)』
製造元:相模建装株式会社
販売元:SokenTec

 

※上記リンク先はフェイスブックです。

 こちらは『クリーンEXPO2016』から外れて、隣接する『店舗・施設展』での展示です。

 一目瞭然、見た目にこだわった、非常器具の表示灯です。

 消火器の設置場所表示といえば、写真中央の台座つき看板や、赤く角のたつ収納ケース、ちいさいものでも壁に貼り付けるプレート状のものがお馴染みです。

 イザというとき、誰でも場所の判るように、目立つよう設置しなくてはいけないのに、目立っていると、どうしても無粋な印象があります。
 でも、この『燈』なら、特に日本料理店なんかの雰囲気にはピッタリではないでしょうか。

 内部は、消火器を置く台座の方にLEDの光源が設置されており、行灯の風防部分は上から被せてあるだけなので重量は軽く、消火器を取り出したい時には風防をヒョイと持ち上げることができます。

 同形状の、普通の照明器具もあるので、長い廊下の両サイドに、ぽつぽつと足元を照らす行灯が並んでいるけれど、そのうちいくつかは消火器置き場――なんて演出も可能でしょう。

参考:
 クリーンEXPO2016
 トイレ・バス・キッチン空間フェア2016 ]]>
https://bmix.net/cat0006/page000195.html 2013-02-09T05:33:00+09:00 2013-02-09T05:33:00+09:00 イベント・展示会 第17回 震災対策技術展 第17回 震災対策技術展

主 催:「震災対策技術展」実行委員会
     「振動技術展」実行委員会
会 期:2013年2月7日~8日
会 場:パシフィコ横浜

 災害への備えを提唱する展示会『震災対策技術展』が開催され、今年も数多くの製品が出展されていました。

 ここ数回の傾向として、身近というか、個人が手軽に備えられる製品の割合が減り、大規模集合住宅や自治体単位でもなければ手を出せないような、大掛かりな製品が増えてきたような気がします。

 もうひとつ。
 オフィスや工場を免震化する技術、備蓄用品、緊急用トイレなどは、お馴染みの品が出展されていたようですが、一方で、過去の展示会で見られた製品の多くが、姿を消しているのが気になりました。
 ある展示会で見た製品を、後の展示会で見かけることが、およそ無いのです。
 これは単に『紹介済みの旧製品』だから、出展されていないだけなのでしょうか?

 単純な電気機器製品と違い、こういった場で見られる製品には、新製品だから良いとは限らないものがあります。今回の展示でも、同じジャンルの他社新製品が出展されているけれど、過去に見た製品の方が優れていたな……と思うことが何度かありました。しかし、その過去にみた製品は出展されていません。
 その辺のホームセンターや量販店で、定番商品として普通に売っているようなモノでも無く。このような展示会を周知の機会として利用せずに、ああいった特殊な製品を売り続けることができるものなのかな……? と、まぁ、個人的に余計な心配をしてしまいました。
 

直管型ハイブリッドLED『EVERLUCE』(エバルーチェ)
サイバーコイン株式会社


 普通の蛍光灯と交換するだけで、省電力と緊急時への備えが両立できる、蛍光灯型のLED照明器具です。

 最近では、あらゆる照明が節電のためにLED器具に置き変わっていますね。
 このハイブリッド型『EVERLUCE』は、LED照明にリチウムイオン充電池を内臓することで、さらなる節電を可能とするだけでなく、非常用照明としても利用できる製品です。
 見た目には棒状の蛍光灯と変わりなく、ただ従来の蛍光灯と交換するだけで導入できます。特殊な器具や、もちろん非常電源も必要ありません。

 節電目的では、LEDというだけでも節電になるのですが、充電池によって照明器具をオフにしても光り続けるので、電気代の安い夜間に通常利用しながら充電、昼間は電池で発光……といった使い方が考えられます。
 非常用品としては、停電時に明かりが得られるのはもちろん。照明器具から取り外しても点灯しているので、製品そのものを懐中電灯として持ち出すことができるのです。しかも、懐中電灯にしては、かなりの明るさで、広範囲を照らすことができるでしょう。

『EVERLUCE』シリーズには、充電池を持たない通常の蛍光灯型LEDもあるので、全てをハイブリッドLEDに交換するとコストが……という場合でも、たとえば長い廊下の照明のうち何個かに1個をハイブリッド型にするのはいかがでしょう。
 製品資料の記述でも、一例として、通常型に織り交ぜて、特に避難経路に沿ってハイブリッド型を集中することが提案されています。万が一の暗闇の中、明かりある方向へと……避難経路へと誘導できるという考え方です。
 それに、室内照明の全てをハイブリッド型にした場合、かえって停電したことに気づかないなんてこともあるかもしれませんので、やはり織り交ぜて利用するのが良いかも知れませんね。

 そうそう。
 余談ですが、照明をLEDにすると発熱量も抑えられるので、夏場に「蛍光灯のせいで冷房の効きが悪い」なんていう場所にも、LED照明は有効みたいですよ。当然、エアコンの出力を下げられる分も節電になりますし。
 

照明器具から外しても光るので、非常用照明として持ち出すこともできます。

背面にあるスイッチは、器具から外した時専用。バッテリーを節約することができます。
左上:
 通常利用時。
 点灯すると同時に、充電しています。

右上:
 照明器具をオフ。
 充電池によって光り続けます。

左:
 消灯状態。
 照明器具をオン状態から、オフ・オン・オフと連続で操作することで消灯できます。
 電池の続く限り点きっぱなし……なんてことにはならないので、ご安心を。

 日常用品であり、電気代節約の低コスト化用品であると同時に、防災用品でもあるわけです。


参考:第17回 震災対策技術展

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https://bmix.net/cat0006/page000194.html 2012-02-14T12:00:00+09:00 2012-02-14T12:00:00+09:00 イベント・展示会 第22回 ビルメンフェア  

第22回 ビルメンフェア

主 催:横浜建物管理共同組合
日 時:2012年2月8日
会 場:横浜産貿ホール

 ビルメンテナンス向けの製品展示(一部販売)イベントが実施されました。

 

残留塩素濃度測定用 チェックキット
エタニ産業株式会社

藤園商事株式会社
(出展社)

 基準色のディスクを交換することで、残留塩素濃度だけでなく、様々な測定に用いることのできる水質検査キットです。
 2本テストセル(サンプル採水用容器)に検査対象を採水して、一方に検査薬を投入。投入した方を本体の右側、そのままの水を左側にセットしたら、測定ディスクを回転させて、反応色と測定基準色の比較を行います。

 この製品の特徴は、測定基準の色調を示すのに、円盤状のディスクを用いていることです。
 ディスクには基準色が、数値毎の単色ではなく、グラデーションで表示されているので、検体の反応が曖昧な場合にも、適当な基準色を探ることができます。また、その適合した位置を基にすれば、従来品より細かな数値が求められるな場合にも、対応することができるでしょう。
 もうひとつの特徴は、円盤状の測定ディスクを交換すれば、様々な検査に用いることができる点です。

 交換用測定ディスクの例。
 このディスクを交換することで、反応色を基準とする様々な検査に用いることができます。
     
 ケースには本体1セットと検査薬のほか、予備のテストセルと交換用ディスクを収納できます。


 撒き散らす心配の無い、錠剤タイプの検査薬。
 上記キットには、こちらが付属するようですが、
  粉末タイプも使用できます。

        
 粉末タイプの検査薬。

 

マイクロファイバーモップ
株式会社アムテック


 シート状のモップを用いることで、目的に応じてパーツを交換できる製品です。
 モップには、集塵用のドライ、拭き掃除ようのウェット、両用のフリンジ付きなどがあります。色にもバリエーションがあるので、トイレ用、フロア用など、目的別に識別するのにも便利です。

 ホルダーへの固定は、ベルクロ(マジックテープ)で簡単に行えます。
 モップの側にプラスチックのフレームなど硬いパーツが含まれないので、丸めたり折りたたんだり、複数のモップを持ち歩く場合でも、コンパクトに携行することができるでしょう。また、モップを洗濯機に入れるのにも、硬い部品がないのは安心です。

 ホルダーにはベルクロで固定されます。
 このベルクロも、ループが細かく耐久性に優れたものを使っています。
 ホルダー幅には、38cm(台形)、45cm、60cm、90cmがあります
  (それぞれ対応するモップの幅は、あと約5cmほど大きい)。
     
 ハンドルとホルダーも分解交換が可能です。

 

コンドル 糸ラーグ バイフク#8
コンドル あみ糸ラーグ#8
(リンク先は総合カタログ。
  該当品はP82~83に掲載)
山崎産業株式会社


 ホルダーの形状を工夫したことで、従来品の”倍拭く”ことができるモップ糸です。

 従来品のモップ糸は、糸がホルダーから垂れ下がる構造で、裏表の2面で拭くことができました。
 この製品の場合は、糸がホルダーの横方向に出ていて、しかもホルダーは上下2箇所でグリップに固定できるようになっています。これで普通に表裏2面、上下を入れ換えてさらに表裏2面、合計4面を利用できるのです。
 
 糸がホルダーから横方向に出ていることには、他にも利点があります。
 使用時には、常にホルダーより前に糸が出ていることになるので、たとえば、ゴシゴシと強く押し拭いていて、ゴンと壁などに当ててしまったとしても、硬いプラスチック部分で接触することは避けられるでしょう。
 また、グリップを固定していない側(その時点での下側)の固定部分が糸の内側に突き出ているので、糸の接地面に力をかけやすく、汚れを拭き取る機能にも貢献しています。

 今春に発売予定の『あみ糸ラーグ』は、『バイフク』と同様のホルダー構造に加えて、糸を編み込みにすることで、洗濯時に絡みつき難いようにした新商品です。
 また、糸にマイクロファイバーを配合しているので、汚れをかき取る性能も向上しています。

 モップの糸をかきわけると、内側から、もうひとつの固定部分がでてきます。
         
新商品の『あみ糸ラーグ』は、糸が編み込み形状になっているのが特徴。さらに、マイクロファイバーが配合されています。

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https://bmix.net/cat0006/page000193.html 2012-02-08T06:03:00+09:00 2012-02-08T06:03:00+09:00 イベント・展示会 第16回 震災対策技術展  

第16回 震災対策技術展

主 催:第16 回「震災対策技術展」実行委員会
     「振動技術展」実行委員会
会 期:2012年2月2日~3日
会 場:パシフィコ横浜

 自然災害に備えた施設設備や非常用品が一堂に会する『震災対策技術展』が、今年もパシフィコ横浜で開催されました。
 前回開催後から東日本大震災を挟んだ今回は、防災意識の高まりからか来場者が多かったようです。
 とはいえ、イベントそのものについては、特に規模拡大した印象は無く、展示内容についても、前回と大きく変わった印象はありませんでした。

 これは『震災前には見たこともなかったような奇抜な製品が続々登場』というような事は無かったという意味で、当然、従来製品から改良された製品や、既製品の応用による新製品は出品されていました。
 しかし、ゲリラ豪雨が問題になった翌年のように『それまで目立たなかった防水製品が、急に表に出てきた』というような現象はありませんでした。
 この辺は、いかに防災関係が注目されている分野だからといって、何の研究も蓄積も無い企業が思いつきだけで製品を作って参入できるほど、甘くはないということでしょうし、その方が安心できます。なにより、思いつきだけで作った製品で商売して欲しくないとも感じます。

 もうひとつ、前回開催時までは、当日入場に1000円の料金(事前登録すれば無料)が設定されており、これについてはイベントの開催意義からも疑問に感じておりましたが、今回から撤廃されたようで、これは評価できると思います。

 

止水ユニットグレーチング
ホクセイ株式会社


 ゲリラ豪雨や増水による冠水事故から、建物の入口や地下施設を守ってくれる、止水ユニットです。

 排水溝に接する形で、建物入口や地下への開口部に止水板を設置します。
 この止水板は船のように水に浮く構造になっており、外部動力を必要としないので、増水と同時に停電があっても動作に支障ありません。
 通常の雨量であれば、雨水は排水溝に流れ込むだけですが、排水溝の処理能力を超えて溢れ出す程の水が流れ込んだ場合、流れ込んだ水によって止水板が持ち上げられて、建物や地下への水の流入を防いでくれるのです。

 最大の特徴は、設置したら後は自動的に止水してくれるということでしょう。
 特に商業施設の入り口や地下鉄の入り口のように、多数のな開口部がある場合、自動的に対応してくれるこの製品が有効ではないでしょうか?
 もちろん、止水板の高さによる限界はありますが、他の手段を講じるまでの時間稼ぎにはなるはずです。
写真左上:
 排水溝の能力を超える水量が流れ込むと、ブロック状の防水板が自動的に持ち上がります。

写真右上:
 止水板が浮上した状態。
 浮上した時に露出する面には、『足元注意』などの警告を示すことができます。
 付属の防水版を上げれば、さらなる水位の上昇にも対応できるでしょう。

写真左:
 排水溝内の水量が減れば、止水板も自然と元の位置に戻ります。

 

株式会社 美装
ソーラーヒッポ
(リンク先は製品カタログのPDFファイルです)

 ソーラーパネルと高効率バッテリーを組み合わせた、可動式ソーラー発電機です。
 容易に移動できるようフレームや車輪が一体になっているので、非常時にはもちろん、屋外イベントなどにも手軽に用いることができます。

 当然、ソーラー発電で排気ガスが発生しないので、閉めきった屋内でも利用できます。

スクーバンRGLタイプ

 地図などの掲示板に、救急用品や防災器具を収めることのできるケースです。
 ビルの入り口にテナントの案内板として設置しておけば、実用的であると同時に、管理者の防災意識の高さを示すことにもなるでしょう。

 これまでにも、ガードレールの隙間など日常的には使わないスペースに防災用品を入れておく製品がありました。この製品は、日常的に目にする地図や案内板を利用しています。
 身近で日常的に目にしていれば、いざ必要になった時、そこに非常用品が入っていると思い出し易くなるでしょう。
 掲示内容は自由なので、地図や案内だけでなく、一般的な広告看板としても利用できそうです。が、内部に非常用品が収納されていることだけは、是非、目につく場所に明記していただきたいと思います。

 

 



写真右:
 着色部分の何処かに放射線源があり、計測器で特定するというデモンストレーション。
 詳しい使い方を知らなくても、なんとか特定できました。

 

ガンマスポッター
古川機会金属株式会社


 放射線の線量や発生源の特定に用いることができる、放射線量計測器です。
 液晶に表示される数値、もしくはブザー音によって、放射線量の強弱を計測することができ、より線量の高い位置を探ることで、発生源を特定することができます。

 震災以降、ガイガーカウンターを買い求める人が増えているそうですが、その価格も性能もピンキリだとか。
 この製品は、なかなかのお値段なので、個人が気まぐれに買うには難しいものがあるかと思いますが、業務用として手軽に計測を行うのに向いているかもしれません。

 

3M スコッチカル ペイントフィルム
住友スリーエム株式会社
 コマーシャルグラフィックス事業部

ユニット株式会社
(出展社)

 貼りつけることで、手軽に壁や床への装飾や掲示を可能にするフィルムです。
 平滑な場所だけでなく、凹凸のある面に密着させることができるので、ビルの外壁などに用いることができるのが特徴です。滑り止め加工した御影石に用いた例もあるそうです。
 ペンキで着色するのと違って、フィルムを剥がせば簡単に現状復帰できるので、ある程度の期間で掲示内容を変えたい場合などにも便利でしょう。

 製品そのものは特に防災用品というわけではありませんが、会場では避難場所を示す例が展示されていました。
 これを機会に、建物内における避難経路を表示したり、非常時には人々を受け入れる意思を示したいと思ったビルのオーナー様、この製品で実践してみてはいかがでしょうか?

津波発生時の避難場所を示す例。

凹凸のある壁面にも、しっかりと密着。


参考:第16回 震災対策技術展

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https://bmix.net/cat0003/page000191.html 2011-02-21T10:00:00+09:00 2011-02-21T10:00:00+09:00 石材 石材メンテナンス テキスト 石材メンテナンスについてのテキストです。

PDFなので、印刷して作業者への勉強会等にご利用いただければ幸いです。

 

このテキストは、故・木村光成さん作成の資料に基づいています。

公益社団法人東京ビルメンテナンス協会 様より引用させていただきました。

 

石材メンテナン ステキスト(PDF 約2MB)

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https://bmix.net/cat0002/page000190.html 2011-02-06T02:17:00+09:00 2011-02-06T02:17:00+09:00 カーペット カーペットメンテナンス テキスト カーペットメンテナンスについてのテキストです。

PDFなので、印刷して作業者への勉強会等にご利用いただければ幸いです。

 

なお、このテキストは、故・木村光成さん作成の資料に基づいています。

カーペットメンテナンス テキスト (PDF 約800KB)

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https://bmix.net/cat0012/page000189.html 2010-11-25T10:00:00+09:00 2010-11-25T10:00:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その28-石材補修・再生- 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その28 -石材補修・再生-
 

物件名 : 千葉県『県立北総花の丘公園』の記念碑
石材材質 : 黒御影石
目的 :  この記念碑は、千葉県の著名な方が書いたものを字彫りにしたもの。
 より見栄えを良くするために、字彫りの中を銀色に埋めて欲しいと依頼された。
 
使用材料        
/器具 :
銀粉、アケミ(透明)、接着剤、プラ板、養生テープ
 銀粉は、本物の銀を使うわけではないため、東急ハンズで色々探したところ『ダイヤピース』という銀色の粉体を見つけた。
 粒子の大きさが違うものを数種類購入してテストした結果、大きめの粒子が見栄えが良く、その粉体を使用することにした(こういった仕事は、補修屋としては心楽しい仕事になります)。
 
作業概要 :
1・  粉体を透明な接着樹脂と混ぜて、字彫りの中にヘラで埋めていく。
事前に字彫りの周りをテープ養生し、字の形に切り取り(写真参照)、周りの石に付かないようにしておきます。
 
2・  一杯に埋め込んだら、埋め込んだ銀色の樹脂と石が平滑になるようプラ板で押さえて、硬化するまでテープで止めておきます。
 
3・  翌日、押さえていたプラ板を外し、不備な箇所を手直しして終了です。
 
後書 :  著名な方の書かれた文字ですから、廻りの人も色々気を使って大変だなと思いました。
 金色を彫り文字に入れて欲しいという依頼も、たまにあります。金色の塗料を探して、細かい筆を使って中を塗りつぶします。

作業中(養生)

作業後


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https://bmix.net/cat0012/page000188.html 2010-11-23T10:00:00+09:00 2010-11-23T10:00:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その27-石材補修・再生- 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その27 -石材補修・再生-
 

物件名 : 石膏像の修復
石材材質 : 石膏
目的 :  ホテルの庭の、噴水上の石膏像が配送中に破損しため、その破損部分の修復を依頼されたもの(目違い研磨の仕事で泊り込みで行っていたホテルからの依頼)。破損箇所は石膏像の背中と前面の腹部の一部。
 私の仕事は石材の直しであるため、手伝ってもらえる人間は『造形大』や『美大』などの、石材を造形できる学生に限られてきます。この時は、多摩美大の3回生を手伝いに連れていたため、彼にこの仕事を任せることにした。造形は彼の得意分野だった。
 
使用器具 : 絵の具のコテヘラ、テナックス(白)
使用材料 : 石材の欠け補修に使う『テナックス』という樹脂材料で、硬化剤を混合することで固まるもの。
作業概要 :  テナックスを適量、絵の具のパテヘラで取り分け、硬化剤を練り合わせて補修部分に塗り付けていき、硬化後に表面をサンダーなどで研磨して滑らかにする。
 しかし今回は研磨せず、指先で整形して仕上げた。
後書 :  出来栄えは、プロの私がみても、この道のプロと比べても遜色がないと言える。
 このような仕事は、作業する人のセンスの問題であると、つくづく感じた。
一言 : 「俺より上手いもんだな~」

作業中

作業後


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https://bmix.net/cat0012/page000187.html 2010-09-06T01:19:00+09:00 2010-09-06T01:19:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その26-石材補修・再生- 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その26 -石材補修・再生-
 

物件名 : フランス人石碑(横浜・外人墓地)
石材材質 : 白御影石
目的 : 経年の汚れ除去。
横浜市内の石屋さんからの依頼。
 汚れが酷い状態だが、こういう依頼こそ張り切るもので、綺麗になると嬉しいものです。
 しかし外柵を洗い出すと様子が違います。いくら洗っても真っ黒なのです。
 よく観ると、表面にコールタールが塗ってあり、これは落ちません。石屋さんの社長が来ていたので「どうしますか?」と尋ねると「一緒に綺麗にしたい」とのこと。
 剥離液を使い、コールタールを落として再洗浄。どうにか下地が見えました。
使用器具 : 高圧洗浄機(200kg)、ゴム手袋(二重重ね、事前に穴の有無をチェック)、
ハケ(タイル洗浄の塩酸バケ)、防護眼鏡(最近使い始めました→必要です)
使用薬液 : 弗化系薬液、リン酸、重炭酸ナトリウム、剥離液(自社製)
(注)頑固な水アカ汚れは弗化系 錆などの除去はリン酸系
作業概要 :  弗化系は、薬液を石に塗布する時はもちろん、必ず事前に水養生をします。
 石には当然ですが、廻りにも水を打ち、飛散した薬液がかかっても被害が出ないようにします。直にかかるような場所は、当然キチンと養生しておきます。

 薬液の塗布後は、汚れの落ち具合をみて薬液を軽く洗い流し、その後、中和液を塗布します。泡などの反応が起きますから、その後軽く水を流してから本格的に高圧洗浄をかけます。
 洗浄後は飛散した汚水を洗い落とすため、廻りにも散水して終了とします。

 今回は酸→アルカリの順で使用していますが、状況により、アルカリ→酸の順で使用することもあります。
 大事なことは、ゴム手袋は全て片付け終えた後に外すことです。
エピソード:  鎖に繋がれた外柵の石が、金物を被ったところで折れて落下。
 持ち上げることが出来ない重量で、後で直してもらいました。痛んでいたんですね。

作業前

作業後

作業前

作業後



 

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https://bmix.net/cat0012/page000186.html 2010-07-03T00:25:00+09:00 2010-07-03T00:25:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その25-石材補修・再生- 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その25 -石材補修・再生-
 

物件名 : 墓石(大阪)
石材材質 : 万成石
目的 : 経年の汚れと艶落ちで、再生研磨の依頼
使用器具 : ハンドポリッシャー、高圧洗浄機(200kg)
使用薬液 : 弗化系薬液
作業概要 : 洗浄:
 字彫りやヤク物(花などのの加工)の中に頑固な水垢が付いているため、薬液で除去する必要があり、事前に洗浄をかけることにする。薬液を使用するため、廻りのお墓をしっかり養生する。全体に水をかけ、水養生の後で薬液を塗布していく。
 汚れの落ち具合を見ながら中和剤を塗布。その後、全体に雨を降らせるように散水してから、高圧洗浄機を『MAX』にして、ムラ無く洗浄する。
 その後、廻りに飛散した汚水を流すことを忘れてはならない。

再生研磨:
 石の状態を調べて、研磨の度合いを確認。#400、#800、#1500、#3000と、順番に研磨をしていく。
 水切りで水を除去し、表面の艶を確認しながらの作業となる。最後にスポンジで拭き上げながら洗浄を行い終了となる。

 廻りの養生を外してから、再度全体に散水を行い、洗浄を行う。
エピソード:  作業後、お寺の住職から、他の業者の「洗い仕上がり」具合の相談を受けたが、余計なことは言わずに済ませた。その他のシミに関しては、除去してからの帰宅となった。
 大阪の初めての業者からの依頼であり、大阪まで行ってお金を貰えないと困るので、前金の振込みを依頼したが、相手の方もお金だけ振込んで来なかったら困るわけで「来てくれたら支払う」という約束で大阪まで行きました。

作業前

作業後


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https://bmix.net/cat0012/page000185.html 2010-05-23T00:00:00+09:00 2010-05-23T00:00:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その24-石材補修・再生- その24 -石材補修・再生-

物件名 : 横浜駅西口 ジャスコ敷石

マスキングテープ貼り

補修材埋め込み1

補修材埋め込み2
石材材質 : 大理石(ロッソマニャボスキ・イタリア)
目的 : 経年の使用で、敷石大理石の石目に沿って裂け目が広がり、その隙間の目埋めを依頼されたもの。
使用器具 : 乾式サンダ、研磨砥石、油絵用コテ、集塵バキューム
使用材料 : 補修材(テナックス)、着色材
作業概要 :
1: 亀裂に沿って、両サイドにマスキングテープを貼る。
2: 補修材を着色材で茶系のベージュにする。
3: 補修ペーストと硬化剤を混ぜ、均一になるように混合する(混合後1分間くらいで硬化が始まるため、一度にたくさん混ぜず、1分間で使い切れる量を混合します)。
4: 両サイドにテープを貼った石の隙間に、詰め込むように入れていきます(表面が少し盛り上がるくらいの量)。
5: 両サイドのマスキングテープは、補修材を詰め終わったら、まだ補修材が軟らかいうちに剥がしておきます。
6: この作業を繰り返しながら、目埋めを行う。
7: 目埋めした補修材が固まってから(30分くらい~)、乾式のサンダで盛り上がった箇所を研削し、石の面にあわせて平らにする。
後  記 : 夜間(午前0時~4時)の作業であり、昼は人通りが多く、ホコリを残せないため、ゼネコンが用意した、パイプ組みで廻りをビニールで囲った箱の中での研削作業となった。
その箱を、研削する場所の上に設置し、研削作業しては次の場所に移動して作業する繰り返しとなった。
作業時間の限られる、かなり忙しい現場となった。


作業用箱

補修後


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https://bmix.net/cat0012/page000184.html 2010-04-12T18:10:39+09:00 2010-04-12T18:10:39+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その23-石材補修・再生- その23 -石材補修・再生-

物件名 : 東京・神保町 きよしビル
石材材質 : 黒御影石
目的 : 玄関敷石および階段部の、接着剤除去と再生研磨。
黒御影石表面が滑るため、その上からカーペットを接着してあったが、今回それを除去して石を出したいとの依頼。
使用薬剤 : 接着剤の剥離材
使用器具 : スクレッパー
作業概要 :
1: 上部の接着剤の糊は、剥離剤を塗布して軟らかくしてからスクレッパーで除去し、その後、再生研磨を行った。
石の荒れは少なく、#1500、#3000、黒バフ使用による再生研磨を行った。
2: その後、ガラス窓の曇り除去の依頼を受け、スポンジパッドにジフや糠でこすることで、きれいに除去が出来た。
後はスクウジーと濡れタオルで拭き取り終了。
時により石の影のように入り込んだシミ跡が残るため、そのシミはシップ方式で除去しなければなりません。
エピソード :  施工を依頼した設計の先生とタイル屋(浮きタイルの補修に来ており、高所作業車を使い、3階部分を直していた)と、作業が一段落して一服していた時に、取り付けたタイルの隣が剥がれて私たちの脇に落下した。
 慌てて、少し前に帰した高所作業車を呼び戻す結果となった。
 浮きタイルを取り外す時に、隣のタイルの接着がゆるんだものと思われます。
「自分たちの居る時で良かった」と、先生とタイル屋が話していたが、場所を少しずらせば頭上に落ちていたわけで、あまり良くありません。


作業前

作業後


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https://bmix.net/cat0012/page000183.html 2010-04-12T18:07:02+09:00 2010-04-12T18:07:02+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その22-石材補修・再生- その22 -石材補修・再生-

物件名 : 横浜・日蓮像台座
石材材質 : 御影石
目的 : シミ、白華、緑青汚れの除去。
銅製の日蓮像の台座のため、緑青による汚れをはじめ、シミや白華などの汚れが見苦しいので、除去して欲しいという依頼。
使用薬剤 : 錆除去剤、汚れ除去剤、中和液、シミ除去剤
使用器具 : モップ、刷毛、カンカンハンマー、タガネ、養生材、高圧洗浄機
作業概要 :
1: 廻りの銅板などの養生を行ってから、洗浄では落ちきれない緑青や錆、白華部分に、シップ方式で薬液を塗布する。
2: 全体に雨を降らせるように散水してから、薬液をモップや刷毛などで塗布する。
3: 白華で石のように固まり、コブ状になった箇所は、カンカンハンマーやタガネを用いて打ち砕く方法で大きな塊を落としてから、金ブラシを用いてコスリ落とす。
薄くしておけば後は薬液の力で溶けていきます。
4: 軽く流してから、中和剤を塗布し洗い落とす。
5: その後、高圧にして、拭きムラの無いようにタテヨコ丁寧に洗浄していく。
6: 最後に、廻りの対象物に雨を降らせるように水をかけながら、汚れのハネ、薬液の残りを洗い落とす。
そして、諸道具、モップ、刷毛、薬液バケツなどをよく洗い流す。
ここで大切なことは作業終了の最後まで保護手袋を外さないことです。
変色や錆などは、一種類の薬液ではなく、その状態により、多種の薬液を使用します。


作業前

作業中

作業後
 


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https://bmix.net/cat0012/page000182.html 2010-04-12T18:04:15+09:00 2010-04-12T18:04:15+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その21-石材補修・再生- その21 -石材補修・再生-

物件名 : 某有名芸能人の事務所兼居宅
(東京・三田にある外国人用の低層マンションを、某有名芸能人が買い取り改造したもの)
石材材質 : 御影石のコブ出し仕様
目的 : 内部の石材の欠けや傷などの補修を行っていたが、外壁に付いた汚れや白華を除去したいと相談を受けたもの。
使用材料 : 硅砂
使用器具 : 高圧洗浄機(200kg)
作業概要 :  排水の便が悪く、住宅街ということもあり、薬剤使用による白華除去がしにくい場所であったため、高圧洗浄機で硅砂を打ち出すショトブラスト除去による洗浄を行うことにした。
 高圧洗浄機(200kg)のガンの先端から水を放出する際に、その引力で、横に取り付けたホースから硅砂を引き出して、水と一緒に対象物に打ち付ける方式です(使用する硅砂は、現場の具合により号数を変えて使用します)。
 ガンの移動と共に、硅砂の入った袋(30kg入り)を移動させなければならず、力持ちがその袋を抱えてガンと一緒に移動します。
 その後、廻りに飛散した硅砂や汚水を、散水で洗い流します。
 道路上に残った硅砂は滑るため、散水で一箇所に集め袋に収納します。
エピソード : 場所柄、近所に住んでおられる芸能人やスポーツ界の方々がよく出入りしていました。
この事例メモとはあまり関係ないので詳細は割愛します。


作業前

作業後


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https://bmix.net/cat0006/page000181.html 2010-03-05T21:44:50+09:00 2010-03-05T21:44:50+09:00 イベント・展示会 第52回 こころみの会 (22年度第1回) 第52回 こころみの会
(22年度 第1回)

実施日:2010年2月18日
会 場:産業貿易センタービル
主 催:こころみの会

 
講義1:業界情報
~教育から作業方法まで幅広い知識と経験から必ず役立つ情報が発信されます~
株式会社 ビル代行 鈴木 氏

 自社の研究施設にて、日々、研究と工夫を重ねている『株式会社ビル代行』の鈴木氏より、現場作業員への教育と指導についての講義がありました。
 今回は、いくつかある清掃の原則より、特に重要な三原則『汚れ、洗剤、素材』について、何から、どのように教えていくべきか……といった内容でした。

 作業員を対象にした教育の場では、清掃作業の経験が豊かな人も、全く経験の無い人も、一緒に教育しなければならない場合があります。また、経験が長くても、意外と基本的なことを知らないままに作業している場合も考えられます。
 まず、清掃について『汚れ、洗剤、素材』の関係を知ることは大切です。
 なかでも『汚れと洗剤』の話をするのは基本なのですが、ここで、いきなり科学的な話を延々と語れば、受講者は話が解らないままに寝てしまうかもしれません。

 そこで、まずは、汚れの種類や洗剤の種類について、身近なところから話をします。
 作業現場にある汚れの話をするのではなく、誰にでも身近な服の染み汚れについて例を挙げ、その汚れを洗うときに使う身近な、業務用ではなく市販品の、よく知られた商品名を挙げて「なぜ、その汚れに、その洗剤が良いのか」というように、話を進めます。
 話の合間には、「この汚れがついたら、普段、どうしているか?」というように、問いかけることもしましょう。
 一方で、『汚れと洗剤』の話に終始すると、「この洗剤を使ったら、この素材が駄目になる」という話が抜けがちになります。あくまで作業対象の素材を重要視して、三原則『汚れ、洗剤、素材』の話をするようにしましょう。



 文字や言葉で語るだけではなく、ところどころ実験を入れることも必要です。

 ろ紙を用意して、様々な汚れの原因となる液体を染み込ませ、十分に乾燥させます。
 このサンプルに、酸やアルカリなど、いろいろな洗剤を垂らしてみせます。洗剤が汚れに対して有効であれば、染みが滲む(汚れが動く)ことを確認できるでしょう。

 また、試験管に入れた液体(汚れの元)に対して、いろいろな成分を加える実験も行います。
 この実験の一例として、紅茶に、水、アルカリ、酸などを加える実験が紹介されました。ここでは、紅茶にレモンを垂らすと色が薄くなるのと同じ反応によって、酸の影響で、紅茶の色が薄くなることを確認できました。
 このように、他にクエン酸や重曹などを加えると、どのように反応するかを実験して、相性の良い組みあわせ、悪い組みあわせがあることを教えます。
 汚れを落とそうとしても、相性の悪い洗剤を用いれば、より汚れを色濃くしたり、落とし難くしてしまうことがあります。この清掃業界で相性の悪い組み合わせは、染物の業界においては、染色の定着を強めるための、安定剤として用いられている組み合わせであったりします。

 特に酸とアルカリの話は重要な要素です。
 洗剤には、アルカリ性の製品が多いのですが、これは、酸性の汚れが多いことを意味しています。一方で、トイレの主要な汚れ原因である尿石は、アルカリ性の汚れなので、トイレ洗剤には酸性の品を用います。
 こういった話をしたうえで、業務用洗剤においては、酸性もアルカリ性も、成分の強いものが多く、ちゃんと手袋等を使う必要があることを説明します。

 清掃の三原則『汚れ、洗剤、素材』の関係を知った上で、現場にある洗剤について、使用前に知る必要があります。
 洗剤の性質を調べるには、現場にリトマス試験紙を常備していると便利です。
 リトマス試験紙は、単に酸とアルカリを見分けるだけでなく、たとえば酸・アルカリによる変色反応とは別に、試験紙の色が抜けるようなことがあれば、その洗剤には漂白剤が入っていることが判別できるのです。

講義2:メタボリック対策
~きびしい世の中を生きる経営者にとって健康が一番、健康であるためのアドバイス~
Art Dance Studio M2 宮 先生

 健康運動指導師の資格をもち、子供からプロのステージ振り付けまで指導している宮先生による、健康指導がありました。

 最近は健康志向によって、様々なサプリメント等が出回っていますが、本来、人の体に良いのは、必要なものは、なるべく食べ物から摂取することと、ちょっとの運動です。
 この、ちょっとの運動が大切で、いきなり素人がスポーツ選手のような運動をしても、心臓や間接などに負担がかかって、健康よりはダメージとなり、かえって良くありません。
 一番良いのは『汗ばむ程度の運動』を継続的に行うことです。

 また、体格的に太っていることは、それそのものが悪いわけではありません。
 たとえば、関取は、見た目は太っていますが、脂肪だけでなく、筋肉がついているので健康です。同様に、普通の人でも、必要最低限の筋肉があれば、脂肪の燃焼や健康促進に十分な効果があるのです。

 日々の仕事で体を動かしている人でも、毎日、仕事で疲れているから十分だ……ということはありません。精神がリラックスした状態で運動しないと、健康促進の効果がありません。仕事などとは別に、リラックスした状態で、一日5分くらい、ちょっと汗ばむ程度の運動を、毎日続けることが大切です。

 運動といっても、ジムなどに通う必要もなく、簡単なストレッチ運動をしたり、3キロなら3キロと決めた道を、毎日歩いたりするだけでも十分です。
 3キロ歩くのに、最初は30分かかっていたのが、慣れるうちに20分になり、15分になり、やがて日課としての『運動をしないと気持ち悪い』と思える程に、習慣づけることができれば幸いです。

 以上のように、日々の運動の大切さを説く講義と共に、この日は出席者総出でダンスステップを習う時間がありました。
 講義終了時の窓の曇り具合をみると、参加の皆さん”汗ばむ程度”よりは、ちょっとハードな運動となったようです。


参考:こころみの会]]>
https://bmix.net/cat0012/page000180.html 2010-02-11T12:00:00+09:00 2010-02-11T12:00:00+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その20-石材補修・再生- その20 -石材補修・再生-

物件名 : 岡山のスーパー『マルナカ』
石材材質 : テラゾタイル
目的 : 色違いの色あわせ、シミ抜き、欠け補修
使用薬剤 : 着色剤
使用器具 : サンダー、研磨砥石
作業概要 :
1: テラゾタイルの色合わせ
 着色剤が他のタイルの縁に乗ると見苦しくなるため、塗る石だけテーピングして、他に着色剤がはみ出さないようにする。その後、一気に着色剤をウエスなどで塗布していく。
 この現場の場合は、色の濃淡だけの話であり、黒くするためには黒の着色剤を薄くして塗布。白くする場合は、白色の着色剤で色合わせを施した(もちろん事前のテストは不可欠です)。
2: 欠け補修
 欠け補修箇所が無数にあり、石の合わせ目や縁欠けに対して、ひとつずつ処理する時間が無かった。
 そのため、テープを石の縁に貼り、一気にアケミを塗布して10箇所くらいずつ埋めて行く方法をとり、その後に研磨砥石を使用して表面の凸凹を研磨した。

 

エピソード :  2日間で100㎡ほど手直しをして作業終了。
 帰り際に相手先の監督から「まだ続けて直して欲しい」と要請された。しかし、当初の約束は2日間であり、とりあえず一旦作業終了として、再度の要請に応じて、後日、5日間ほど費やして欠けの補修を行った。
 2,000㎡という広大な現場であり、相手先の人と話をして、出入り口付近を集中的に直して事無きを得るという結果となった。


作業前

作業後


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https://bmix.net/cat0012/page000179.html 2010-02-09T23:31:47+09:00 2010-02-09T23:31:47+09:00 石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ 『マルタカ』の事例メモ その19-石材補修・再生- その19 -石材補修・再生-

物件名 : 東京・九段プラザ
目的 : 内壁トラバーチンの洗浄
使用薬剤 : 中性洗浄剤、水酸化ナトリウム
使用器具 : 高圧洗浄機(200kg)、ビニール養生材、刷毛、モップ、カッパ木
作業概要 :
1: 水の入り込むような箇所は、ビニールで養生する
2: 洗浄箇所に、モップや刷毛で薬液塗布
3: 20~30分放置後、2回目の薬液を、反応(泡)を見ながら上から塗布
4: 汚れが浮いてくるのを待つ
5: 高圧洗浄機を弱くして、穴の中の汚れを洗い流す
6: 下部の水はカッパ木などで集め、バキュームで回収する
一言 :

 トラパーチンは、石面に無数の眼に見える穴があり、その穴に入り込んだ汚れは、表面洗浄では除去できない。そのため、高圧洗浄で穴に入り込んだ汚れを叩き出す方法が最も有効である。
 しかし、石を傷めずに洗浄できる圧力は、100kgくらいが限度で、それ以上だと石を削りとる可能性がある。
 そのために、薬液で穴内部の汚れを浮かせる方法が有効といえます。

 


作業前

作業後

作業前

作業後


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