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『マルタカ』の事例メモ その24-石材補修・再生-

石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その24 -石材補修・再生-

物件名 : 横浜駅西口 ジャスコ敷石

マスキングテープ貼り

補修材埋め込み1

補修材埋め込み2
石材材質 : 大理石(ロッソマニャボスキ・イタリア)
目的 : 経年の使用で、敷石大理石の石目に沿って裂け目が広がり、その隙間の目埋めを依頼されたもの。
使用器具 : 乾式サンダ、研磨砥石、油絵用コテ、集塵バキューム
使用材料 : 補修材(テナックス)、着色材
作業概要 :
1: 亀裂に沿って、両サイドにマスキングテープを貼る。
2: 補修材を着色材で茶系のベージュにする。
3: 補修ペーストと硬化剤を混ぜ、均一になるように混合する(混合後1分間くらいで硬化が始まるため、一度にたくさん混ぜず、1分間で使い切れる量を混合します)。
4: 両サイドにテープを貼った石の隙間に、詰め込むように入れていきます(表面が少し盛り上がるくらいの量)。
5: 両サイドのマスキングテープは、補修材を詰め終わったら、まだ補修材が軟らかいうちに剥がしておきます。
6: この作業を繰り返しながら、目埋めを行う。
7: 目埋めした補修材が固まってから(30分くらい~)、乾式のサンダで盛り上がった箇所を研削し、石の面にあわせて平らにする。
後  記 : 夜間(午前0時~4時)の作業であり、昼は人通りが多く、ホコリを残せないため、ゼネコンが用意した、パイプ組みで廻りをビニールで囲った箱の中での研削作業となった。
その箱を、研削する場所の上に設置し、研削作業しては次の場所に移動して作業する繰り返しとなった。
作業時間の限られる、かなり忙しい現場となった。


作業用箱

補修後


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