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『マルタカ』の事例メモ その22-石材補修・再生-

石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その22 -石材補修・再生-

物件名 : 横浜・日蓮像台座
石材材質 : 御影石
目的 : シミ、白華、緑青汚れの除去。
銅製の日蓮像の台座のため、緑青による汚れをはじめ、シミや白華などの汚れが見苦しいので、除去して欲しいという依頼。
使用薬剤 : 錆除去剤、汚れ除去剤、中和液、シミ除去剤
使用器具 : モップ、刷毛、カンカンハンマー、タガネ、養生材、高圧洗浄機
作業概要 :
1: 廻りの銅板などの養生を行ってから、洗浄では落ちきれない緑青や錆、白華部分に、シップ方式で薬液を塗布する。
2: 全体に雨を降らせるように散水してから、薬液をモップや刷毛などで塗布する。
3: 白華で石のように固まり、コブ状になった箇所は、カンカンハンマーやタガネを用いて打ち砕く方法で大きな塊を落としてから、金ブラシを用いてコスリ落とす。
薄くしておけば後は薬液の力で溶けていきます。
4: 軽く流してから、中和剤を塗布し洗い落とす。
5: その後、高圧にして、拭きムラの無いようにタテヨコ丁寧に洗浄していく。
6: 最後に、廻りの対象物に雨を降らせるように水をかけながら、汚れのハネ、薬液の残りを洗い落とす。
そして、諸道具、モップ、刷毛、薬液バケツなどをよく洗い流す。
ここで大切なことは作業終了の最後まで保護手袋を外さないことです。
変色や錆などは、一種類の薬液ではなく、その状態により、多種の薬液を使用します。


作業前

作業中

作業後
 


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