『マルタカ』の事例メモ その10-石材補修・再生-
石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その10 -石材補修・再生-
その10 -石材補修・再生-
物件名 : | 四谷駅前 郵便局 |
石材材質 : | 砂岩 |
目的 : | いたずら書きの除去 |
作業概要 : | いたずら書きの除去剤を塗布して数時間、除去具合を確認しながら気長に待つという作業になります。 その後高圧洗浄機(200kg圧)で洗浄して終了です。 |
使用薬剤 : | 自社開発石材専用ラッカー塗料除去剤 |
使用器具 : | 高圧洗浄機、ハケ、養生材、カラーコーンなど |
ポイント : | 石材のラッカー塗料除去の場合、石材の種類により除去効果に大きな違いが出ます。幸い、この場合は半日での除去が出来ましたが、場合により数日以上かかることもあります。 状態をよく把握するためには、テストも必要になります。 |
一言 : | 除去材の溶剤成分の、揮発の力を利用してラッカー塗料を浮き上がらせるため、対象箇所の直接上からの養生はしません。 この現場の場合は人通りが多いため、人の手が届かないよう、カラーコーンなどを用いて、対象箇所に直接養生材(ビニールシートなど)が触ないよう対処しました。 |
エピソード: | 『好奇心の多い人たち』 大通りに面した通行人の多い現場でした。作業中、通行人からなにかと質問を受けることになります。 真面目に答えておかないと、あとから郵便局にクレームをつける人がいるかも知れませんので、受け答えはきちんとしておかなければなりません。 通行人から多く受ける質問: 「なにをしているのですか?」 「どうやって(なにを使って)除去するのですか?」 「大変ですね」と言いながら、ただ黙って見ている人。 あなたならどう対応しますか? |
作業前 |
作業後 |