『マルタカ』の事例メモ その8-石材補修・再生-
石材ドクター・杉本治郎『マルタカ』の事例メモ
その8 -石材補修・再生-
その8 -石材補修・再生-
物件名 : | JR品川駅 石階段 | ||||||||||||||
石材材質 : | 白御影石(茶系) | ||||||||||||||
目的 : | 石階段の踏板(天板)のカケ補修 | ||||||||||||||
作業概要 : |
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使用薬剤 : | テナックス(白のペースト) 着色材(付属品の絵の具) なお、艶が必要な場合は、市販の艶材やマニキュアなどを塗布してもよい |
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使用器具 : | 日立ベビーサンダー、ハイラップ | ||||||||||||||
ポイント : |
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一言 : | 二液性の補修材を使用したが、硬化時に収縮します。 そのため、少し多めに塗布してから、乾式のベビーサンダーなどで表面を研削して整形するとともに、その後の収縮が起こらないようすると良い。 |
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エピソード: | 「時間との勝負」 駅の作業は、場所にもよりますが、終電(am.1:00頃)~始発(am.4:00頃)までの短時間作業が必要となります。作業を早めるために、硬化剤を多めに使用し、乾式の研削を行って、人に踏まれても変形しないようにしておきます。 本来は、このような場所は本焼きなどで固定する方が良いが、予算や時間、大きさなどから、補修材の使用になりました。 |
作業前 |
作業後 |