メインメニュー
広告エリア
湖南商会 横浜管財 バナー広告募集中

セラミックタイルのクレーム多発

ビルメンテナンス情報
セラミックタイルのクレーム多発

著 木村光成 先生

セラミックタイルの仕様が増加している。
セラミックタイルというと通常は陶磁器系のタイルを意味しているが、現在では、セメント、ガラス、塗り壁までもが含まれ、新しい分類が必要になっている。このように。セラミックタイルの定義があいまいになっているうえに、高級品と低級品の差が大きくなり、これに関してのクレームが多様化しつつある。
また。メンテナンス法もワックスから撥水材まで幅が広く。販売業者は「自社の販売品が最高」であるとしているが、それぞれ一長一短があることも、クレーム増加の原因である。メーカーの作業手順にも明らかに不適切なものもあり、セラミックタイルのメンテナンス法の確立が急がれている。

現在セラミックタイルの大部分は中国産が主流を占めているが、まだ品質の不安定な部分があり、特に保護剤、滑り止め加工などにバラつきが見られる。
その上のグレードは国産セラミックタイルであり、イタリアなどの輸入タイルである。そしてアンティークタイルの超高級品であり、現在は製造されていないロイヤルコペンハーゲンやマイセンなどのセラミックタイルである。

今回はこれ等高級品のクレームについてのクレームについて述べる。これ等の高級タイルは、デザイナーズマンションや高級ブディクなどで使用されている。これ等の最も多いクレームは「つや落ち」である。

原則として使用してならないものを以下に挙げる。
1:弗酸系洗剤、弗化アンモニウム系洗剤、表示の無いものに注意。
2:研磨材入り洗剤、研磨材の種類粒度の表示のないもの。
3:3000番以下のサンドペーパー。
4:フロアーパット。
5:そして土足の場合は、必ずダストマットの使用を提案しておく。
最近のダスコンカーペットなどが、デザイン上も望ましい。
土砂はこれ等のセラミックの硬度と同等である。

写真左:木を表現したセラミック。
写真右:皮を表現したセラミック。

ガラスに写真を転写したセラミックタイル
この記事をソーシャルブックマークへ登録する: はてブ Yahoo!ブックマーク twitter

ページ先頭に戻る