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第17回 震災対策技術展

第17回 震災対策技術展

主 催:「震災対策技術展」実行委員会
     「振動技術展」実行委員会
会 期:2013年2月7日~8日
会 場:パシフィコ横浜

 災害への備えを提唱する展示会『震災対策技術展』が開催され、今年も数多くの製品が出展されていました。

 ここ数回の傾向として、身近というか、個人が手軽に備えられる製品の割合が減り、大規模集合住宅や自治体単位でもなければ手を出せないような、大掛かりな製品が増えてきたような気がします。

 もうひとつ。
 オフィスや工場を免震化する技術、備蓄用品、緊急用トイレなどは、お馴染みの品が出展されていたようですが、一方で、過去の展示会で見られた製品の多くが、姿を消しているのが気になりました。
 ある展示会で見た製品を、後の展示会で見かけることが、およそ無いのです。
 これは単に『紹介済みの旧製品』だから、出展されていないだけなのでしょうか?

 単純な電気機器製品と違い、こういった場で見られる製品には、新製品だから良いとは限らないものがあります。今回の展示でも、同じジャンルの他社新製品が出展されているけれど、過去に見た製品の方が優れていたな……と思うことが何度かありました。しかし、その過去にみた製品は出展されていません。
 その辺のホームセンターや量販店で、定番商品として普通に売っているようなモノでも無く。このような展示会を周知の機会として利用せずに、ああいった特殊な製品を売り続けることができるものなのかな……? と、まぁ、個人的に余計な心配をしてしまいました。
 

直管型ハイブリッドLED『EVERLUCE』(エバルーチェ)
サイバーコイン株式会社


 普通の蛍光灯と交換するだけで、省電力と緊急時への備えが両立できる、蛍光灯型のLED照明器具です。

 最近では、あらゆる照明が節電のためにLED器具に置き変わっていますね。
 このハイブリッド型『EVERLUCE』は、LED照明にリチウムイオン充電池を内臓することで、さらなる節電を可能とするだけでなく、非常用照明としても利用できる製品です。
 見た目には棒状の蛍光灯と変わりなく、ただ従来の蛍光灯と交換するだけで導入できます。特殊な器具や、もちろん非常電源も必要ありません。

 節電目的では、LEDというだけでも節電になるのですが、充電池によって照明器具をオフにしても光り続けるので、電気代の安い夜間に通常利用しながら充電、昼間は電池で発光……といった使い方が考えられます。
 非常用品としては、停電時に明かりが得られるのはもちろん。照明器具から取り外しても点灯しているので、製品そのものを懐中電灯として持ち出すことができるのです。しかも、懐中電灯にしては、かなりの明るさで、広範囲を照らすことができるでしょう。

『EVERLUCE』シリーズには、充電池を持たない通常の蛍光灯型LEDもあるので、全てをハイブリッドLEDに交換するとコストが……という場合でも、たとえば長い廊下の照明のうち何個かに1個をハイブリッド型にするのはいかがでしょう。
 製品資料の記述でも、一例として、通常型に織り交ぜて、特に避難経路に沿ってハイブリッド型を集中することが提案されています。万が一の暗闇の中、明かりある方向へと……避難経路へと誘導できるという考え方です。
 それに、室内照明の全てをハイブリッド型にした場合、かえって停電したことに気づかないなんてこともあるかもしれませんので、やはり織り交ぜて利用するのが良いかも知れませんね。

 そうそう。
 余談ですが、照明をLEDにすると発熱量も抑えられるので、夏場に「蛍光灯のせいで冷房の効きが悪い」なんていう場所にも、LED照明は有効みたいですよ。当然、エアコンの出力を下げられる分も節電になりますし。
 

照明器具から外しても光るので、非常用照明として持ち出すこともできます。

背面にあるスイッチは、器具から外した時専用。バッテリーを節約することができます。
左上:
 通常利用時。
 点灯すると同時に、充電しています。

右上:
 照明器具をオフ。
 充電池によって光り続けます。

左:
 消灯状態。
 照明器具をオン状態から、オフ・オン・オフと連続で操作することで消灯できます。
 電池の続く限り点きっぱなし……なんてことにはならないので、ご安心を。

 日常用品であり、電気代節約の低コスト化用品であると同時に、防災用品でもあるわけです。


参考:第17回 震災対策技術展

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