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ビルメンヒューマンフェア '05 in九州 ビルメンテナンス総合資機材展

ビルメンヒューマンフェア '05 in九州
ビルメンテナンス総合資機材展

63社もの企業が出展するビルメンテナンス関連商品の展示会です。
ここでは目に付いた新商品と、素人目に「こんなものも必要なのか」と思った物をピックアップしました。

 

リンレイ 『Swing Vac 12plus』

新型アップライトバキュームです。
突起物を極力無くすなど、細かいところまで破損防止に配慮されていて、壊れにくいのが特徴です。
収納するためにアームの部分が収縮するか抜けるかしないのか訊いてみたところ、「家庭用なら収縮させることも考えますが、業務用では収縮させる回数が多いので壊れやすくなってしまいますので、あえて固定にしています」とのことでした。見た目は華奢でも、あくまで業務用の強度で設計されているのです。

一方で、重量は見た目どおり軽量化されています。また、ホース部分を外して作業できるだけでなく、吸い込み口を外すこともできるので(左下写真)、階段の清掃などに便利です。

もうひとつの特徴が、吸い込み口の接続部分が良く動くことです。
右下の写真では、本体を大きく傾けても吸い込み口は床に触れています。それだけではなく、本来なら本体右側に付いているはずのホースが上を向いています。つまり、これは本体を寝かせつつ手首を左に捻った状態なのです。このように接続部が軽快に動きますので、棚の下などに吸い込み口を差し入れて使うときなど、グリップを握りかえなくてもスムーズに作業できます。
 その他に、排気が本体タンク全体(写真で濃紺に見えるところが外部フィルター)から分散して排気されるので、一箇所の排気口から強く排気される従来型と違って、埃や書類を吹き飛ばしてしまう心配がありません。
ブラシに異物が絡まった時などは、ブラシの回転が自動的に止まってブラシの破損を防ぎます。また、ブラシの状態が適切でない場合にはオレンジのランプが点灯(左下写真)してお知らせします。つまり、常にグリーンランプだけが点灯している状態で使えば良いわけです。
吸い込んだゴミの処理は、手軽な紙バック式です。

ウェットバキューム『パワーマスター』

右の写真は、どちらも基本的に同じ性能の吸水バキュームなのですが、左の背を向けている方が電源コードを使用する『コードタイプ』で、右がバッテリーを使用する『コードレスタイプ』です。コードレスタイプは背後にバッテリーを装備しています。
なんとなくコードレスタイプの方が取り回しが良さそうだし、面積が広いところではコード長を気にしなくて良さそうだし、清掃中の床でコードを引きずらないので清潔な印象があるし……と、いいことずくめに思えます。でも、実際に使うことを考えると、バッテリーの重量が結構問題になるそうです。実際、この2台でも倍近く重量が違います。
このようなバッテリー駆動式の機械も数多く展示されていましたが、いかに軽いバッテリーで駆動時間を延ばすかが課題になるのは、どんな機械でも同じですね。

高トルクバッテリーバーニッシャー『ドライマスターRX』

回転の摩擦熱で床を磨き上げる装置です。
高トルク型にすることで、少ない回転数でも十分な摩擦熱量を得られるのが特徴。
高速回転型のような回転負荷による仕上げムラが生じにくく、騒音も従来機の2/3以下に抑えられているなど、高トルク型という一点によって、様々な恩恵を実現しています。
バッテリー式なので管理も楽ですし、ダストスカートとダストフィルターが搭載されているので、粉塵の発生も気にすることなく作業できます。


参考:リンレイ商品
バキュームクリーナー
バーニッシャー

大一産業株式会社
『ファブリックス・リボーン・システム』

染料を調合した洗剤と高圧洗浄装置で、汚れを落とすだけでなく、色あせたカーペットを染色するシステムです。カーペットの色そのものを、別の色に染めあげることもできます(模様を描くこともできるようです)。
作業は下の写真にあるような機材を使います。(左から)掃除機で土砂を念入りに除去、カラーシャンプーを散布(局所的な作業ならモップなどでもいいようです)、高圧高温洗浄装置でカーペットを染色すると共に余分なカラーシャンプーを吸引、仕上げに乾燥と起毛……といった工程で行います。


ペンギンワックス株式会社 『シャトルマチックSQシリーズ』

フロア洗浄装置です。
通常は回転運動するところを、この機械は角型のパッドが往復運動することで洗浄するので、床にかかる圧力を均一にできるだけでなく、フロアの隅まで洗浄できます。

株式会社信徳 『デュープレックス』

ポリッシャーとバキュームを兼ねたフロア洗浄装置です。洗浄タンクと汚水タンクが一体になっているので、吸塵から洗浄、汚水の吸引までが、一回の作業で行えます。
前後のブラシが両方とも内側に回転するようになっており、回収された汚水は本体中央の汚水タンクに集められます。このタンクは写真のように分離できるので、注水や排水が楽に行えます。
ブラシを交換することで、カーペットの他にタイルや石材の床にも対応できます。また、床面に対してブラシが縦回転するので、凹凸のある床の隙間に入り込んだ土砂も効率よく掻き出します。

株式会社ナカジマ

お手軽サイズのカーペットクリーナーを展示していました。
右下の写真のようにタオル(?)部分を取り外せば、普通のタオルのようにバケツで水洗いと手絞りが行えます。

株式会社ホーキイ販売 モータースクラバー

小型のバッテリーと小型のブラシ装置の組み合わせで、軽快に作業できる装置です。ブラシを交換することで、様々な用途に対応できます(右下写真)。
左下の写真で、人の腰の部分についているのがバッテリーです。このバッテリーで約4時間の作業が可能です。バッテリー式なので電源の無い場所でも延長装置無しに作業できますし、小型で収縮可能なブラシ部分は高い壁面や狭い場所での作業も容易にしてくれます。

株式会社ナルビー 『ナピカ』

刃を回転させることで安全に収納できるスクレーパーです。
数枚の替え刃も収納できるようになっています。

株式会社リスダンケミカル 『ドライ・ワックスオフ』

乾燥式のワックス剥離材です。
剥離したワックスは乾燥した屑や粉末状になるので、事後処理が簡単で、汚水処理の必要もありませんし、水濡れが原因のトラブルも回避できます。
また、中性なのでアルカリ性剥離材を使った後のように、床面の変色も起こりません。

住友スリーエム 『シトラスフォームクリーナー』

テレビなどで、生活の知恵として「みかんやオレンジなどの柑橘類の皮から出た汁が、強力な洗浄力を発揮する」といった内容のものを見たことがあると思います。その洗浄力の素になる”オレンジオイル”を利用した商品です。
オレンジオイルを精製してできるリモネンという物質が主成分です。このリモネンは油を溶かす性質があるので、油性ペンの汚れや接着剤の剥がし後も、簡単に拭い去ることができます。ただし、スチロール樹脂など一部の素材は、リモネンによって変質するおそれがあります。
薬剤はスプレーすると垂れ難い泡状になって留まるので、場所を限定しての作業が行いやすくなっています。
予断ですが、吹き付けると柑橘系のちょっと美味しそうな香りが漂います。

こういう物も使います(1) ワイヤー&身体保持用具

株式会社アルテリア
『B71 アサップ』『D25S I'D-S』
(商品取り扱いページの『WORK SOLUTIONS』参照)

ワイヤーや保持装置などの商品が展示されてました。
こういった商品は、登山家やレスキュー隊員だけでなく、ビルの外壁保全を行うメンテナンススタッフも使います。
左下写真はレバー操作で下降速度を調整する装置です。ハンドルを放してしまった時の安全装置や、ハンドルを強く引き過ぎた場合にロックするパニック防止装置も搭載しています。
右下写真は墜落防止装置で、衝撃が加わったり降下速度が不自然に早くなるとロープにスパイク付きのローラーを食い込ませて、墜落を防止します。

こういう物も使います(2) センサー&検査具類

新日本管財株式会社
西華産業株式会社

赤外線サーモグラフです。
写真では大画面に表示していますが、これは手前の小さな画面を出力したもので、実際にはハンディサイズで手軽に扱えます。
こういった装置で壁面を観察することで、配線の異常過熱などの欠陥や故障を調べることができます。
東美商事株式会社
柴田化学株式会社

左上写真は微風速計で、空調の吹き出し口などで風速を測定。不快な強風にならないように調整する目安にします。
右上は水質検査に使う装置や薬剤です。貯水タンクの状態検査に使います。
下段は複数のセンサー類がセットになった室内環境測定セットです。
写真の『IES-3000』は、浮遊粉塵、気流、一酸化炭素、二酸化炭素、温度、相対湿度の6項目を同時に測定することができるだけでなく、付属のパソコンソフトで自動的に厚生労働省書式の報告書を作成してくれます。
写真ではパソコンを直結して使用していますが、コンパクトフラッシュに検査結果を記録できますので、検査データだけを持ち帰って処理することもできます。
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